野良猫のつぶやき

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2005年4月27日  夏も近づく八十八夜

にはちと早いけど、若葉も茂ってきたので茶摘を試みた。

   ここに引っ越してきて最初の春に、生垣のつもりで茶の木を植えた。 2年前のことである。 最初の1年はほとんど葉が出なかった。 土が合わなかったのか、ダメかなと思った。 しかし、それなりに土をいじったのがよかったか、単に時間が経って根付いただけか、2年目にはよく育った。 で、3年目。 しかしながら生垣には程遠い。。。 ちなみに、写真に写った5株全部が茶なのではなく、両端と真中の3株が茶、間にある背の低い2株はくちなしである。
   新芽を摘む。 芽摘みで枝がたくさん出るのも期待する。
   今日のところは、こんぐらいにしといたろ。 って、あんまり違いが分からんけど。。。
   摘んだ葉はこのくらい(左下に1円玉が写っている)。 2杯分くらいにはなるだろうか。 しかし、においをかいでもその辺の雑草をちぎったときのような青臭いにおいしかしない。 ほんとにこんなものがお茶になるのか?
   今回作る(つもり)のは日本茶。 紅茶など発酵させないといけないものは大変そうなので。 茶の木の株を買ったときについてきた育て方など書かれた紙に、加工の仕方も書いてあったのでそれに従う。
まず蒸す。 これで苦味を抑えられるのだとか。 セイロがない(か、どこにあるのか私が知らないだけか)ので、鍋にお湯を張って。 もっと小さな、鍋におさまるくらいのかごがあったと思うんだけど。。。 これではうまく蒸気が廻らなかったようだ。 説明書きには30秒程度とあったが、1分半程度火にかけてみた。
   蒸した茶を炒る。 強火で炒ればほうじ茶、弱火で炒れば煎茶ということである。 今回は弱火で炒る。
   何の香りもしてこない。 むむむ。。。
炒った後は、冷ましてから揉む。 説明書きには「揉念(にゅうねん)」などと書いてある。 念を入れる「入念」と関係あるのかと思ったが、うちにある辞書では「入念」しかなかった。 高級なお茶のように、針のようにできるかと思ったが、さっぱりである。 端っこがちぎれていくのが気になる。。。
   再び、炒る。 今度は顔を近づけると、少し甘くお茶っぽいにおいがしてきた。
再び揉む。 説明書きには、「何回も(揉むのを)繰り返すと手に葉緑素が着き、多少粘りが出てきます」とある。 粘りは多少出てきたが、手に着くのは、葉緑素と言うより葉っぱのかけらである。 ただでさえ少ない茶っぱが減ってしまう。。。
   なお炒る。 説明書きには炒って揉むことを3〜4回繰り返すとある。  香りがたつ、というほどではないが、フライパンに顔を近づけると、明らかに緑茶の香りがする。
また揉む。 炒って乾いた茶っぱを揉むと、どんどん砕けて粉ばかりになる(T_T)
   最後にもう一度フライパンで水分を飛ばして、出来上がり。 こんなに少ないとは。。。 しかし、お茶の香りはなかなかである。 夫のところにも持っていって、においを嗅がせた。 「うん、お茶みたいや」 だからお茶だってば。
   さっそく、1杯喫することにした。 お茶っぱはたっぷりのほうがおいしいとは思うが、たっぷり使うと1回で終わってしまうので、とりあえず半分。
   三分間待つのだぞ。 どきどき。

   しかし、急須と網が合ってなかった。。。
   三分後。 お〜、それっぽく開いてるぞ。 と、写真をとるのに気を取られていると、茶が出すぎてしまう。
   さあ、一服。 しかし、色が薄い。。。さ湯状態か?
   しかし、香りは十分。 部屋に立ち込める、というほどではなくて、湯飲みに顔を近づけないと香らないけど。
 味もまぁ、少し薄いが多少の甘味もあってなかなか良い。 少し渋いが、これは蒸す工程が少しまずかったのだろう。
   失敗したら、茶の木はただの観賞木となるのかと思っていたが、これなら味の楽しみも十分である。 がんばってもっと枝を茂らせないと。
   製茶の間に、夫が家の窓にすだれをかけてまわっていた。 仕事場の窓にもすだれがかかった。 なんだかもう夏っぽい。

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