野良猫のつぶやき

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2004年5月16日  柿の接ぎ木

4月早々、柿の木の接ぎ木をした。
   京都の家の庭に柿の木があり、そのこぼれ種から出てきた実生である。 面白がって2株ほど掘りあげて、比良の家に持ってきた。 親の木は、店に売っているものと比べても遜色のないような、大きな甘い実をつける。 しかし、実生はたいてい親の形質など継いでいない。 そもそも比良の庭には柿の木を植えるような場所はないし、盆栽にでもするかという程度の考えで、かといってどんな形にするかの作戦もなく、なんとなく放置していた。 しかし、どうせなら食べられる実がなったほうが良いに決まっている、といやしい考えが浮かんできた。
   優秀な親と同じような実が欲しければ、親の枝を接げばよい。 本を見ると、実生は2年目くらいから台木として使えるという。 しかし、この実生、まだマッチ棒ほどの太さしかない。 ホントに台木になるのか?と思いながらも夫に頼み、京都の柿の木からその年に伸びた枝を1本持って帰ってもらったのが、確か2月頃。 本に書いてあるとおり、ビニール袋に入れて、冷蔵庫にしまっておいた。 これまた本にあるとおり、台木となる実生の芽がほどけだした4月のはじめ、接ぎ木を決行した。
    しかし、どう見ても台木より接ぎ穂のほうが太い。 直径にして1.5倍はある。 台木の細い幹を根元から5cmほどのところで切断し、カッターで縦に割る。 接ぎ木が失敗したら、この台木自体も終わりである。 あー、本当に大丈夫なのか。。。? 接ぎ穂の切り口を斜に切って、台木の割れ目にはさむと写真のような感じ。 接ぎ木と台木の形成層を合わせておかなければ活着しない。 直径が異なっても片方だけ合わせればよいということだが、テープを巻いているうちにずれてしまったらどうなるのか。。。?

などと、いろいろ不安ながら作業を終えて、活着まで乾燥防止のビニール袋をかぶせて1ヶ月たった連休。 台木にせずに残したもう1つの実生は、とうの昔に葉っぱを開いているのに、接ぎ穂の芽はまったく動く様子がなかった。  もうだめかと思いつつも、未練がましく(というより処分するのもめんどくさくて)しばらく軒下に置いていた。 今朝ふと見ると、半透明のビニール袋の中に黄緑色のものが見えた。
   おぉ〜、活着しているではないか。 (処分しなくて良かった。。。) やっぱりこういうものは気長に待たないといけないね。 台木と接ぎ穂を固定したテープは、2年後の秋にはずすのだという。 ちゃんと憶えていられるのかどうか。。。


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