野良猫のつぶやき

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2003年9月23日  帽子棚

最近、日曜大工をはじめた。 実家の井戸のポンプ小屋を作らないといけない(といっても、一抱えほどのポンプを風雨や寒波から守るための囲い程度だから知れている)、というのがひとつの切実な(?)事情だが、死んだ親父が私の勉強机から自分の書斎の机から、なんでもかんでも自分で作っていたことやら、そんな親父に子どもの頃、小さなのこぎりやら金づちやら一揃い買ってもらったことやら、思い出して、何か自分も作ってみようかな、などと思ったのである。
   子どもの頃買ってもらった大工道具はどこにやってしまったのかも覚えていない。 なにせ子どもの頃から非力で、くぎはまっすぐ打てない、のこぎりもまっすぐひけない、おまけに飽きっぽいときたから、何もできないままやめてしまったのだと思う。 非力なのも飽きっぽいのも、まったく直っていないので、今回もなかなか不安なのだが。
   日曜大工をしてみようか、と言い出すと、夫があれを作れこれを作れといろいろ言い出した。 作れと言われてもやね、のこぎりがまっすぐひけるかどうかもわからない者に、過度な要求をしてもあかんのよ。 そう思いつつ、最初に要求された帽子を置くための棚が、今日ようやく完成した。

作品第1号

作ったといっても上に乗っている木の部分を、ほぞ切って組んでねじで留めただけで、下で支えている金具は市販品である(あれを叩いてひねって自作できたらすごいなぁ)。 たったこれだけ作るのに、結局1ヶ月ほどかかった。 時間がなかなか取れなかったこともあるが、時間が取れても身体が持たないのである。 まだ万力やバイスなど材料を固定する器材がないので、脚で踏んで押さえながらのこぎりやのみを使うのだが、その脚が耐えられないのである。。。 あれ作れこれ作れと言われても、本当に気の長い話になりそうである。
   今回の材料はヒノキ材だった(日本のヒノキかどうかはよくわからない)。 ホームセンターで材料を物色していたとき、米スギ材を買おうとしていたところ、夫がヒノキ材を見つけて「こちらがよい」と言いだしたのである。 「まぁ、なんと贅沢な」と思ったが、量が少しなのでたいした額でもなかった。 それに加工するときの香りのよかったこと。

2003年9月9日  駅のあかり

勤め先から家に帰るのに、帰宅時間帯には大阪方面から湖西線に乗り入れる電車がないため、京都で乗り換えないといけない。 ただ、唯一20時前に大阪を出る電車が乗り換えなしで湖西線に入る。 その直通電車に乗って、寝込んでしまった。 普段は京都で乗り換えの際に家に電話をかけ、駅まで迎えに来てもらうのに、電話を忘れたから駅で待つことになった。
   駅の大きな窓にはアマガエルがたかっている。 いままで住んでいた京都の郊外なら、こういうところにたかるのはヤモリなのだが、なぜかこの辺ではあまりヤモリを見ない。 まったく見ないわけではないが、圧倒的にアマガエルが多い。 非常に大きな(といっても体長4cmもない)アマガエルがいた。 やはり駅は明るくて食糧事情がよいのか。 思わず「あんた、アマガエルとは思えんデカさやなぁ」と言うと、向き直ってにらみつけてきた。 人間の言葉がわかるのか。 自宅の庭にいる小ぶりなカエルたちが、顔を覗き込むと嫌がってそっぽを向いたり逃げていったりするのとは大違いである。

今夜は月と火星が近くに見える。 すでに火星は月を追い越して、離れていくようだ。

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